水がやっと溜まったマーシュ
いつも散歩に行く公園の1キロぐらい先にマドロナ・マーシュという沼地があります。
今日は天気が良いので(気温20度)、市が管理するマドロナ・マーシュ(沼地、湿地)を歩きました。
囲いに覆われたマドロナ・マーシュの周りには舗装されていない散歩道があって、靴を埃まみれにして歩きました。
広さ約17万平方キロ(東京ドーム3.5個)の沼地が市街地の中に忽然と現れます。
雨の多い冬場(ロサンゼルスにはっきりとした区別なんかないんですが)には平地に水が溜まり、ちょっとした大きな池になります。
逆に夏場は乾燥して、池も消えてしまいます。
ここ数年は南カリフォルニアの異常乾燥のため、一年を通して水のない原っぱ状態でした。
水のないマドロナ・マーシュ(3年前10月下旬)
なぜ知ってるかというとちょくちょくここを散歩するからです。
しかし、今日のマドロナ・マーシュはクリスマス前後に降った雨の影響で水をたたえていました。
水のある時は水鳥が泳いでいたりで、格好の水鳥、渡り鳥の憩いの場所です。
この池には海水が入り込まない真水の沼地です。
今日のマドロナ・マーシュ
約300種類の野鳥が目撃されているのですが、私がカメラを持っていくとなぜか野鳥に巡り合いません。
きっと早朝に行けばチャンスあるのでしょう。
ある時、ガイド付きで夜のマドロナ・マーシュに行きましたが、夜行性の小動物には出くわしませんでした。
このマドロナ・マーシュがなぜ貴重で、市が力を入れて管理しているかというと、四方、住宅地や商業施設がたくさん立ち並んでいるんです。
周囲には激しく行き交う道路もあります。
残ったこの土地の自然を残そうとしているからです。
周辺は戦後急速に開発されました。
そばには半端な大きさではないショッピング・センター、Del Amo Fashion Center、があります。
市の歴史本を読むと、戦前、あたりはイチゴ生産が盛んで、多くの日系人がその栽培に勤しんでいたそうです。
だからこの市には昔から日系人が多く住んでいるのです。
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