庭に庭石あったていいじゃん(ダメです)
ロサンゼルスのコリアタウンに公園があります。
年1回行われるコリアン・フェスティバルで大きな屋台村となるところです。
平時は至って普通の公園なんです。
が、その公園、最近注目を集めてるんです。
どうしてかというと邸宅に置かれるような庭石がゴロゴロあるんです。
それも公園の広場の方じゃなくて隅の方にです。
公園に置かれている石
「庭に庭石あったていいじゃん」と皆さんはおっしゃるでしょうが、ダメなんです。
誰が誰に「ダメ」と言ってるのでしょう。
普通なら市が市民にという構図ですが、この庭石に関しては市民が市に「この石、どけろ!」って言っているんです。
ことの次第はこうです。
ロサンゼルスはホームレスのメッカです。
気候が温暖で雨もあまり降らないし、まさにホームレスのビバリーヒルズです。
そんなこんなでホームレスがその公園に定住してしまうんです。
それも自前の自宅、キャンプ用の”テント”を張って。
それに剛を煮やした市は「ホームレス、来んな」とばかりに川(おそらく)から大きな石を持ち込んで「オマエたち、もうテントは張れないぞ」とばかりに置いたんですね。
当初は周辺市民(韓国系が多い)がこれを歓迎したんです。
ところがですよ、数ヶ月後に周辺市民(韓国系が多い)が市に怒鳴り込んできたんです。
「公園に石を置いたからホームレスがほんとホームレスになって周辺の道や空き地に新居を構えるようになったじゃないか」と。
私個人の考えですが、その大きな石を日本の庭石屋に売って、得たお金で、同じ公園に掘立てこやでもいいから家を建てて(ずっとテントよりまし)住まわせたら、と思うんですが。
でも、今度は周辺市民(韓国系が多い)が「小汚い格好をした人が同じ地域に住むの嫌」と言うことでしょう。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。