アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

診察室はどこも2X 2.5の広さ



今日は年1回眼科専門医のご招待の日


血液検査がありますから朝食抜きで来てください」なんてことは絶対言いません。


眼の検査だけだからです。


老人になると毎年眼の検査視力検査だけではなく眼の病気も、白内障とか緑内障)を強いられます。


去年11月にその招待状が届いて「すぐ行きますけど具体的に何日の何時?」と聞いたら「来年3月3日朝8時半」と言われました。


「眼の悪い人そんなにいるのかな?」とブツブツ言いながら朝食食べずに行きました。


受付で「食事抜いてきましたか?」なんて野暮なことは聞きませんでした。


当たり前です。


私の番になって呼ばれて診察室に行きました。


窓のない小部屋です。


実はここの部屋には検眼用機器はあるものの、ドクターがしょっちゅう出入りする小部屋じゃないんですね。


2メートルX2メートル半小部屋の壁から1.8メートルのところに患者用の立派な椅子があるんです。


その正面にはガラスというか鏡のような額縁があって、否応が無しにその額が目に入るんですよね。


正面の額縁(この椅子は誰のか知りません)


看護師がやってきて視力検査をするんです。


部屋を暗転して。


彼女だけの空間


その額に私の席ちょっと後ろ斜めにある大砲のようなプロジェクターから横に6文字くらい並んだアルファベットが映し出されるんです。


検眼用プロジェクター


その文字配列、単語にはなっていなくてランダムに並んでいるんです。


EとかVとかDとか。


ずるいんです。


わざと間違えそうな文字しかないんです。


Bに間違えるといいな」とか「Uに間違えんじゃないか」とか「Oときっと読むだろう」とか見え見えです。


それも徐々に字小さくしていくというからたちが悪いです。


IとかHとかLとか写し出してみろ!」って言いたいです。


検査が終わると看護師が「瞳孔開いていいか?」って目薬片手に聞くんです。


どうこうする間もなく目薬をさされ(薬の液を瞳に垂らされただけですよ)、「目を拭いて」とティッシュ1枚を渡されます。


「完全に開くまで、別室で待っててください」とお茶も出ない、これもまた窓のない応接間に知らない人と一緒に座らせられます。


瞳孔が開いているのか、開いていないのかわからないままに、また違う2メートルX2メートル半の小部屋に案内されます。


しばらくするとドクターが入って来て「やー、こんちは。1年ぶりだね」って言うじゃありませんか。


は彼の顔覚えているんだけど、ドクター、私の顔や何かを覚えているんだったらすごく記憶力いい人だと思う。


毎日何十人と言う患者を診ているのに。


カルテ見て、ご愛想言ってるんだと思うけど。


視力2020(メガネをかけて)だ。とってもいいよ」と言って検眼器で私の両眼に光を当てて覗き込みます。


片方の眼を診て、もう一方の眼を診たんですよ。


両目同時に診られませでした。


5分かからず


「全く問題無し。また1年後にお会いしましょう」とドクター。


男同士七夕なんかしたくない。


全部で20分足らずでしたか。


とにかくドクターから良い返事をもらったので、喜び勇んで、診療所近くのコーヒーショップに入り、豪華に(と言ってもこの程度)朝ごはんを食べました。


祝賀朝食のストロベリー・ワッフル、目玉焼きとベーコン