アメリカ人の歴史観を語る今朝の朝食会
ロシアがウクライナに攻め入ってる現在、ロシア・プーチン大統領の狂人ぶりを批判する内容から今朝の朝食会は始まりました。
誰かが今すぐにでも暴虐非道なロシアのウクライナ侵略をやめさせなくてはいけません。
アメリカ・バイデン大統領が武力に出たら第3次世界大戦勃発に間違いありません。
では、傍観しているのか、というとそうでもありません。
武力ではなく経済制裁という弾圧を加えているのですが、ロシア一般国民=プーチン大統領と同じ考え、ではありません。
プーチン大統領と一部の人が画策している軍事行動なのです。
第2次世界大戦で日本は痛いほど”戦争の無残さ”を経験して来ました。
一部の人のために国民が振り回されてはダメです。
狂人たちは隔離して、平和な社会から締め出さなくてはいけません。
我々は平和を祈るという微力ながらそれくらいのことしかできませんが、早期に侵略が終わることを願います。
そんなロシアの戦争から、アメリカ人の歴史観について話が広がりました。
それはケビンがストリーミングで観ている「1883年」というドラマからです。
このドラマシリーズは南北戦争後、あるアメリカ人家族が新しい新天地を求めて中西部からオレゴンに渡ってくる間に起きたさまざまなことを物語っています。
アメリカの歴史はたかが250年ですが、その短い間(日本と比べて)、広いアメリカの西部(太平洋)を目指して、それは想像を絶する苦労をして来ました。
南北戦争を牛耳った軍隊、新しい土地を求めてワゴン隊列を組んで来るヨーロッパ移民、無法者も荒れ狂った者、軍隊や新住民のために自分たちが平和に暮らして来たインディアン、さまざまな人の絡み合いがあって現在のアメリカができて来ました。
日本人が歴史を通して侍気質が培われて来たように、アメリカ人にも西部移民魂、西部開拓の歴史があるのです。
日本人が、また一部アメリカ人が、言うように”銃規制”はそう簡単なものではないことが西部開拓史、西部ドラマを見ることによってある程度理解することができます。
西部への進出には誰も守ってくれる人がいなかったのです。
自分の身は自分で守らなければ、自分が殺されてしまう、という過酷な世の中でした。
当時の日本は江戸時代だったはずですが、アメリカ大陸にあったような冒険的危険はなかったでしょう。
西に行けども行けども太平洋には到達できなかったのです。
ろくに地図もなく、交通手段といったら幌馬車や馬、ヨーロッパやアメリカ東部での生活とは全く違った世界がそこにあったのです。
法も秩序もなく、生き抜くために西部開拓者は精一杯だったのです。
その子孫たちが、こうやって私と一緒に朝食を共に語り合っているのです。
彼ら全員が西部開拓者の子孫とはいいませんが、彼らには彼らなりの先祖への尊敬の念があります。
日本人だけが先祖への敬意を持っているとは限りません。
表面上、単純でドライなアメリカ人にも、彼らなりの先祖へのプライドがあり、先祖がいるからこそ彼らがこうしてアメリカという国に暮らしているんだという自負があります。
今、ウクライナの難民は祖国を武力で侵略され、否が応でも祖国を離れなくては自分が殺されてしまうのです。
こんな無残なこと、絶対にあってはいけません。
平和に暮らしている私たちはウクライナ人の辛さをもっと理解すべきです。
ロシアの侵略とアメリカ西部開拓史の話題からこんなことを感じた今朝の朝食会でした。
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