アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

あれからどうなったろう?(生きててほしい)


散歩途中、向こう遠くの歩道に黒っぽいものがあるのが見えました。


だんだん近づいて行くうちにそれが何だかわかってきました。


大きな猫かな?と思ったらそれはラクーン(アライグマ)でした。

道端でうずくまっているラクーン(アライグマ)


夜行性の小動物なので昼間見るのは大変珍しいものです。


先日もこのブログ(「アライグマ駆除」参照)で書きましたが、あまり人々には好まれていない動物で、ネズミのような扱われ方です。


うずくまっていましたがよーく見ると微かに動いています。


よく道端で死んでいるのを見かけますが、生きているのです。


何か苦しんでいる仕草です。


ラクーンを心配そうに見ている私に、通りすがりのドライバーが「ラクーンか。苦しんでいるようだな。ラット・ポイズン(鼠取りの毒)でも食らったんだろ」と吐き捨てるように言って去っていきました。


ちょうど私がスマホを取り出して電話をかけようとしているところに。


私は電話をすべく、市の動物管理局の電話番号を探していました。


動物管理局に電話をすると自動応対で「日曜日は休日」を告げていました。


仕方なしに私は911(日本の110番に相当)に電話をかけると、「何か急用ですか?」と事務的に聞いてきました。


「いや急用っていうことではないのですが、今ここ目の前でラクーンが死にそうなんです。動物管理局に引き取りにきてもらいたいんです」と言うと、また事務的に「うちの管轄外です、明日(月曜に)動物管理局に電話してください」と言ってガチャンと電話を切られてしまいました。


「確かに厄介者のラクーンですよ、しかし、死ぬところをミスミス放っておくことはないでしょう、同じ生き物ですよ」と言いたかったです。


私のできることはそこまでかと嘆くと共にこの厄介者ラクーンを哀れに思いました。


これ以上私にできることは生存してくれることを祈るだけでした。


いま、どうしているだろうか?


まだ苦しんでいるのだろうか?