え、ポック(の)新聞?
デニスの家に用事があって行きました。
デニスは庭の木の枝を切ってる真っ最中。
「手離せないからリビングで待ってて」との返事。
日本式に玄関で靴を脱いでリビングルームのソファーに座って、彼のきこりが終わるまで待つことにしました(突然押し寄せた私が悪かったのです)。
テレビがあるけど人んちのテレビは家のテレビと違ったリモコンのため観ないことにしました。
コーヒーテーブルの上にはノートパソコンとやりかけの新聞クロスワード・パズルが。
サイドテーブルには数冊の本が積まれていました。
奥さんはなんか婦人会の集まりとかで外出中。
デニスがいつ終わるのかわからないので、そばにあった新聞に目を通すことに。
私はコンピューター上で読めるロサンゼルス・タイムスをとっているので、紙の新聞を読むのは久しぶりです。
何気なくその新聞を読んでいると、どうやらロサンゼルス・タイムスではないことに気がつきました。
そんなところに手をタオルで拭きながらデニスがリビングにやってきました。
開口一番「どうだ、いい新聞だろ。エポック・タイムス(Epoch Times)ていうんだ。LAタイムスよりましさ」と言いました。
エポック・タイムス(Epoch Times)
そして続けて「半年で80ドルだ。本当のことのってていい新聞だ。とったらいいぞ」と勧めてきました。
返事はともかく、そのエポック・タイムスをコーヒーテーブルに置き、彼を訪ねた要件を切り出しました。
用事を済ませ自宅に戻り、彼がいち押しするエポック・タイムスとやらをネットで調べました。
なーんてことない英文版の台湾発行の大紀元時報じゃないの。
大紀元時報(中国語版)
中華系スーパーに行くと大量に置いてあるやつ。
アメリカに於いて極右、共和党寄りの新聞と説明されていました。
トランプ時代、結構購読者を伸ばしたそうです。
執筆者はアメリカの錚々たる(共和党寄り)著名人ばかり。
だって、真っ向から中国共産党政権に反対して、反共記事しか載っていないんです。
そういえばデニスはガチガチの共和党員だったな、と彼がエポック・タイムスを読んでいる訳がわかりました。
「ロサンゼルス・タイムスは民主党の機関紙だから」という彼の言葉の理由もわかりました。
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