黙々と働くスイーパー
近所のショッピングモールに出かけました。
先に、家近くの理髪店に行くか、迷った末のショッピングモール行きです。
まず買うものだけを買ってから散髪と決め込みました。
時間は午前10時ちょっと過ぎ。
ショッピングモールのほとんどのお店はまだ開店してなく、シャッターを下ろしたままです。
しかし、モール内のデパートは開店してました。
コロナ前はデパートとといい、小売店といい、もう10時に商売を始めていましたが、ずいぶん規制もゆるんできた昨今、モールのほとんどの店は11時始まりとなっていました。
時間つぶしにと、お客まばら(ほとんどいない)なショッピングモール内を散歩することに。
ウィドウショッピングなら楽しいんですが、ほとんどのショウウィンドウは明かりなし、シャッター遮断ばかり。
だから黙々と歩くばかりです。
そんなところに黙々と床掃除をする人、じゃなくものがありました。
スィーパーです。
掃除する無人スィーパー
それも無人です。
とっても奇妙に映りました。
「ショッピングモール用ルンバか」と思いました。
ルンバなら円盤形のものですが、このスィーパー、従来は人間が運転したものでシートも操作パネルもあります。
音も立てずに黙って床掃除をしています。
意地悪な私が前に立ちはだかると、ちゃんと避けるじゃないですか。
人間操縦だと「どいて、どいて!邪魔だから」と言われるところ「こちらが退きますから、そのままの位置にいて良いですよ」と言わんばかりに、立ち去ります。
絶対に文句を言わずに。
「本来、人間がすることをロボット仕掛けがする様になったんだ」と同時に、恐ろしさを感じました。
自動運転の車が自分の目の前に止まって、ドアを開き、告げた場所に連れて行ってくれることを思うと、一体人間は何をすれば良いのかわからなくなります。
ショッピングモールになんか、買い物に来なくなるのは当たり前になります。
実際、アマなんとかで現物を見ないで買い物する時代になって来ているもの。
黙々と床を掃除するスィーパー君に「頑張れよ」と言って、邪魔するのをやめました。
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