チョコレートのウーバー配達(私が)
私には36になる娘がいます。
バリバリのキャリア・ウーマンで、結婚なんか眼中にありません。
ロサンゼルス名門私立大学を5年かかって卒業した娘です。
バカだからじゃありません。
大学3年の時、「私って専攻間違えてるみたい。会計士になんか全くなるつもりないわ」と言って勝手に休学を決め込みました。
復学する前に大学カウンセラーに「あなたには会計学が専攻科目として向いています」とアドバイスされて、渋々大学に戻り会計学の学士を得て、卒業しました。
金のかかった娘です。
自分の希望通りの会計士にならず、勝手に広告会社に就職しました。
パパの財布の中身の計算には長けているのに。
そんなことはどうでもいいんです。
来週の月曜日、14日は世界的にバレンタイン・デー。
だからどうした、って言うでしょうが、これがアメリカでは厄介なのです。
日本では女性が好きでもない、誰でもよい男性にチョコレートを渡す習慣があるようですが、アメリカじゃ違うんです。
男性が、男性がですよ、女性、それも近しい人(距離じゃありません)にチョコレートやなんかをプレゼントするんですね。
元妻はこの際もう関係ないですから、娘にです。
娘は可愛い娘ですから。
だからバレンタイン・デーには毎年チョコレートをあげます。
デリバリーしたチョコレート
チョコレート好きでよかったです。
毎年、彼女の元にチョコレートを配達してるんです。
暇人だと思われますが、ホント、暇人なんです(リタイアしてるもんで)。
今年もその日がやってきました。
私の住んでる近くのチョコレート屋(彼女の住んでる近くにも同じ店があります)で、こちらで呼ぶチョコレート・キャンディー買います。
チョコレートの中にナッツやキャラメル、クリームなどが入ったやつ。
チョコレート・キャンディー
彼女の特技はかじらなくても中に何が入っているか当てる名人です。
こちらじゃ、そんなチョコレート、中身が何であろうが重さ(ポンド)で買うんですね。
お父さんとしては毎年、値の上がるのにヒーヒー言ってます(リタイアもんだから)。
今じゃポンド(約450g)あたり20ドルをはるかに超えています。
今日もそれを1ポンド買って、1時間半かけて彼女の家(アパート)まで届けます。
日中、、仕事に出ていると思いきや、彼女はコロナの出るずっと前から在宅勤務(週2、3日は出勤しているようですが)です。
お兄さんたち(私の息子たち)に「私、愛犬といつも一緒にいられて羨ましいでしょう」と自慢してますけど、愛犬を飼っていない彼らには彼女の嬉しさが伝わっていません。
「パパがチョコレート持ってきてくれるのよ」と言っても、2人の息子にはわかりません。
だって、2人ともガールフレンドもいないんだから(たぶん)。
(2人の息子は父親似の大の女性好きなことには間違いありませんが)
娘、いつものように大喜び。
「サンキュー」と言ってハグしました。
届け終わって、今年も私の任務は終わったと、安心しました。
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