アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

正視眼では見えない中国(4)



私は中国・上海1998年から1年間だけアメリカ企業の駐在員として滞在していました。


その時見聞した奇妙なことを書きます。


会社に定期的に訪ねて来る青年がいました。


彼はいつもアタックケース持参です。


私の商売(建築資材)とは全く関係のない人です。


許可もなく就業中に社員を集め、展示販売会をするのです。


そのアタッシュケースを開けて、中に入っているものを見せて。


「見にきませんか?」と社員が私を誘います。


行くと、アタッシュケースの中には数十個ほどの値札付きローレック腕時計が入っているではあーりませんか。


パッと見、全て新品です。


「わたしゃ、数字がが出るカシオで十分」と断ると「シャチョウ、イマ買わないと損するよ」と流暢日本語(私が日本人とちゃんと知っていた)で言いました。


私は「どこで仕入れたの?」とヤボなことを聞かず、すぐにその場を離れましたが。


彼は店舗持たない時計屋なんですかね。


また、違う人で、同じようにアタッシュケースを持って社員と楽しんでいるカラオケ屋に来て、ずらりと並んだ中身を見せ「どう、腕時計買わない」と言われました。


なんか闇ルートがあるんでしょうかね。


日本の貴金属店時計店ショウウィンドウ壊されて中のものが盗まれる、というニュース連想してしまうのは私だけだったでしょうか?


品物は違いますが日本のレクサスなんかも当時は正式輸入されていなかったのに結構走っていましたっけ。