アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

緩やかなつながり



先日のランチでリタイア生活に突入したマイクが言っていました。


「メリアン(奥さん)がうるさくってな」って。


マイクもメリアンさんも1日中家にいるっていう状態が毎日ですから大変です。


ある時、もう10年以上リタイア生活を送っているケビンに”リタイアにおける夫婦関係”を聞いたことがあります。


その問いの答えに「ベタベタしないことだな」と答えました。


「お互い好きなことをすりゃいいんだよ」と。


奥さんのルアンさんアフガン編みに精を出し、ケビンは若い時にやってたランドスケーピング(早い話庭いじり)に時間を費やしています。


週末二人してテレビの前に陣取り、大学対抗アメフトに熱中します。


週2、3回ほど友人たちと近所のレストラン食事をします。


寝室別々ですが、朝起きる時間はだいたい一緒のようです。


「とにかくお互い干渉しないってことかな」と言っています。


今日、散歩中に聞いていた「大竹まことのゴールデンラジオ」で医者の鎌田實氏が最近刊行した「ちょうどいい孤独」(かんき出版)について語っていました。


鎌田實著「ちょうどいい孤独」


彼は孤独を楽しむことを提案してます。


一人で行動する積極的な孤独(例えばキャンプとか観劇とか)への勇気を薦めています。


そして、「孤独は良いけれど、決して孤立にはならないように」とも言っています。


適度な孤独の時間はどんな人にも必要、と説いています。


いつもベタベタしているから良い関係とは限りません。


人間関係を長続きするにはある程度距離を置いて接すること、それは夫婦であろうがパートナーであろうが、の大切さを感じとりました。