アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

定例日曜朝食会


日曜日の朝の楽しみは同じリタイア仲間と食べる朝食です。


何を食べるかじゃなくて何を話すかです。


ちなみに今日食べたものはポーチドエッグベーコンフルーツでした。


ポーチドエッグというと聞こえはいいですが、早い話日本の温泉卵のようなもの。


朝食会では私が唯一日本人で後は白人ばかりです。


だから当然、皆、私に興味を持ちます。


私個人じゃなくて日本人にです。


日本を運転し寿司などを食べていても本当の日本よく知りません


そりゃ、私だってアメリカに60年近く住んでいて、ものすごく日本の同年代の老人について詳しくは知りませんが、私が日本人ということで色々聞いてきます。


私も知っている限りのことを彼らに説明します。


今日のトピックスいかにアメリカのことが日本に伝わっているです。


かっこよくいえばマスコミ論です。


ロサンゼルスは怖いところ」と一般的に知られている、と言ったら「どこが?」と聞かれました。


一人が「今まで怖い思いなんかしたことない」と言いました。


もう一人は「最近LAタイムスで読んだけど、日本じゃ電車の中で無差別殺人があったり、大阪じゃ病院で放火事件があったと聞くが」と言いました。


彼らの言いたいことはどこだって同じような事件があって人が殺されているじゃないか、ということです。


「ロサンゼルスを怖いところと印象付けてるのはマスコミじゃないか」というんです。


そうかもしれません。


マスコミは断片的に、起きたことを伝えているだけで、詳しく背景歴史的観点から伝えていないのではないでしょうか。


アメリカに伝わる日本についても同様のことが言えます。


結論から言えば「オレたちみたいな平凡な連中がいることを知ってもらいたい」ということです。


テレビドラマで見るようなアメリカばかりじゃない


豪勢な生活送っているわけじゃない


老後豊かに送るために、リタイア前に着実計画を立てていたのです。


そして、仕事をしない今、質素倹約して毎日を送って、バケーション派手にエンジョイしてるんです。


マスコミはこういう普通のアメリカの姿をもっと伝えてほしいと言っていました。


やれ人種差別だ、やれ移民の間違った政策をしている、やれ無差別殺人だ、そんなことばかりでなく堅実に毎日を過ごしている人たちがいることを日本にも知ってもらいたい、と。


朝食会がお開きになる時、2人程食べ残し朝食発泡スチロール容器に入れて持ち帰りました。


フードロスしないようにな。食べられない貧しい人もいるんだ。今日のランチ食べるんだ」と言ったのが印象的でした。