太陽が昇っている時だけ咲くアイス・プラント
アメリカの商業地、住宅地を問わず、大抵は車道と歩道の区別があります。
特に住宅地の道には手入れされた歩道があります。
歩道自体はコンクリートなのですが、歩道と道路路肩の間は芝生が覆われたりしているところがあります。
ご多分に漏れず、我が家の歩道もちゃんとあります。
しかし、芝を植えると定期的に芝を刈らなくてはいけないので、赤煉瓦を敷き詰めたりプラントを植えたりしてあります。
東側歩道にはクーパーズ・ハーディー・アイス・プラント(Cooper’s Hardy Ice Plant)というプラントで覆われています。
綺麗なピンクの花をつけたクーパーズ・ハーディー・アイス・プラント
ツルナ科カルポローツス属の常緑多年草で、一般的にはアイス・プラントと呼ばれている、いわば雑草の一種でしょう。
しかし、雑草でも毎年花は咲くし、ほかの庭にはびこる雑草とは違う待遇を受けています。
春先になると一斉に濃いピンクの花を咲かせ、無機質な道路に一際目立ちます。
数日前から朝日が出るとともに一斉に咲き、太陽が沈むと一斉につぼみます。
夕方、一斉につぼむクーパーズ・ハーディー・アイス・プラント
夏に咲く朝顔も太陽とともに行動をしますが、このアイス・プラント、無数の花が咲き揃うので、今まで濃い緑の肉厚葉が濃いピンクの絨毯に変化します。
このプラントには滅多に水をあげません。
なのに毎年、この時期になると花をつけるんです。
すごい植物だと感心します。
たかが雑草といえどもこのクーパーズ・ハーディー・アイス・プラント、毛嫌いしてはいけません。
人間の目を和ませてくれますから。
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