アメリタ老の日々

アメリカ暮しが長いリタイヤおじさんの暮らしぶりを紹介

LAの最低賃金 時給1800円に



最近の日本のニュースでは日本人給料20年間上がっていないと言われてましたね。


韓国にも抜かれたと、日本国中大騒ぎ。


そこで岸田首相までが出てきて、訳のわからない「新しい資本主義」を掲げて「3%給与引き上げをお願いする」と言ったとか言わないとか。


ロサンゼルスでは昨日、ガルセッティ市長(市長ですよ)が今年7月1日から最低賃金時給15ドル(1725円)から16.04ドル(1845円)に引き上げると発表しました。


(東京都知人の小池さんが「都民1千400万人のうちの約200万人の給料を引き上げる」と言ったのと同じ)


ロサンゼルス市だけのことですからね。


理由としては「仕事に見合った給料が支払われるように」と、いいこと言うじゃありませんか。


市は2020年までに最低時給を15ドルまで引き上げる2015年の時点で宣言しました。


60万ロサンゼルス市民がこの恩恵を受けます。


これは、けっこう彼らには有難いことなんです。


なぜってロサンゼルスは 年々住みづらくなってきているからです。


家賃高いし、物価上がるは、で。


皆さん知らないと思いますがロサンゼルス平均住宅価格はニューヨークより約3割高く、また1ヶ月の平均家賃20万円です。


ざっと言うと子供1人の3人家族では平均時給22.8ドル(2622円)稼いでいないと満足した生活が送れないのです。


アメリカのインフレ率2020年約1.5%だから給料もそれに見合って上がっていかないと苦しいんです。


アメリカ政府から年金を受けている私にも今年から5%インフレ調整が付いて去年より多くもらっています。


時給15ドルの給料生活者だと月収入3100ドル(36万6千円)と言うことで、けっこう生活が苦しいのです。


時給が1ドル違うだけで月2万円くらい増えるのですから、こんなけっこうなことはないでしょう。


言っておきますが、そう簡単にアメリカ日本給料比較できません。


まず、根本的な給与体制が違うからです。


言ってみれば日本で言う全員非正規採用だからです。


常に解雇危険を抱えていると言うことです。


社会機構も違うことが考えられます。


日本では賃金計算では時給というのはあまりないと思います。


基本アメリカでは時給ベーシックとなっています。


でも、言えることは上がらないより上がった方絶対に良いのです。